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Back & Forth in Home⑩

2018. 08, 11_グラスゴー6日目 昨日は午後からローラと打ち合わせ。彼女のスタジオの最寄り駅で待ち合わせる。 ローラとは3年ぶりに再会するが、3年経ったとは思えない日常感。 一週間程グラスゴーにいると、いつもの生活に戻った感覚がして、なんとも不思議。 戻ってはいないんだけど。 打ち合わせ後、近くの地下トンネルを使ったインスタレーションの作品を一緒に観に行く。 そこへ向かう途中、急に肌寒くなり雨が降ったかと思うとすぐに雨が上がり太陽の強い日差しで一気に暑くなる。 それがいつものグラスゴー。めちゃくちゃな天気。

夜には予約していた公演をローラと共に観に行く。 グラスゴーとベルリンを拠点にする10代の若い子達で構成されるそれぞれのカンパニーが遠隔でコミュニケーションを取りながら作ったという作品『1,210km』 中で「HOME」とはなに?という問いかけがあった。ドイツ語と英語、スコットランドのスラングなどを交えながら、単純に翻訳できない、言葉では言い当てられない概念を子どもたちが私たちに投げかける。 ステレオタイプな国の文化をジョークを織り交ぜて見せたり、体を使って、人と人との距離感を(ぶつかったり、だきあったり、抱えたり、離れたりしながら)見せたり、言葉、体、観客とのコミュニケーションを用いて何が私たちを分かち、つなげるのか、を考えさせる。 終始ユーモアも織り交ぜられた、いい舞台だった。後からじわじわくる感じ。

〈Trailer - Junction 25 & Theater an der Parkaue: 1,210km〉↓

https://www.youtube.com/watch?v=aI-t9ibxW0Q&feature=youtu.be 今朝早くから、シャーロットは家を整えている。 今晩の「House Warming Party」と月曜日に部屋を見に来る人のために。家主として余っている部屋を人に貸す予定なのだ。 絵の間隔を計り、揃っているかどうかチェック。「アツコ、どう?」とグラフィックデザイナーだからラインや間隔に鋭いという理由で、私にチェックを求める。 学校で修士論文変わりの本を作る際に、私が簡単なグラフィックデザインのレクチャーをしたことも彼女はとても役にたった、と言っていた。 大きなチェストを2階から1階へ一緒に下ろし、午後にはソファを探しに町へ。 着々と「自分の家」を作っていくシャーロット。 家主になって他人と一緒に暮らすのは良い面も悪い面もあるね、とあと一人だけにするか二人住まわせるか考えていた彼女。「三人が良い時もあるけど、大変そうね。けど、結局人によるよね。」物理的なスペースを考えると、三人が暮らせる十分な広さがある家。 「ここで、フランチェスカとアツコと暮らせたら楽しいのに。」 フランチェスカは今どうしているんだろう、と二人で話す。


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