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Back & Forth in Home⑧

2018, 08, 09_パース4日目 今日このジャーナルを書き終わる頃にはここを発つ。

昨日もジャッキーと車で出かけてきた。 森を散策し、小さな町に寄ったり川の近くを歩いたり、としているとあっという間に夜。9時頃まで明るいのでそれとは気づかない内に夜がやってくる。腹ぺこになった私たちは帰る途中でなにか食べよう、と「Pitlochry」という町に寄り、パブで夕食をとることにした。 「too nice to be home」と家の中にいるにはもったいないくらいの晴れた気持ちの良い夜なので、外のテーブルをとって、太陽を浴びながら乾杯。と間もなく、日が落ちてくると急に寒くなり「やっぱり中に入ろう」と店内で暖かく食事をとることに。 「この旅のハイライトは?」と、前にふたりでロードトリップをした時にも聞かれた質問を、ジャッキーは変わらず私に投げかける。 「月曜のトレッキングかな」 「あー、あれは最高だったね。天気も最高、景色も、歩くルートも変化に富んでたし・・・」 と、それはそうだけれども、私にとっては日常のちょっとしたことが実はハイライトだったりする。

車で目的地に向かう時に、ジャッキーのスマートフォンを持ってナビゲートしようとする私が、操作を間違え2日連続で自分の足の写真を撮影してしまい、「everyday project」と言って、笑ったこと。パブのスタッフの首にあった「力」のタトゥーの意味を私が教え、なにかある度に「POWER」とふたりでふざけたり。お互いの家族の寿命の話。遠くのものを見る時の私の変な癖(両手で○を作って双眼鏡のように遠くを見る)を笑いつつ、試すと「本当にクリアーに見える!なぜ?」と笑うジャッキー。ジャッキーが小さい頃メガネをかけなければならなくなった時に本当に嫌で嫌でものすごく泣いたという話。「小さいときは考古学者になりたかった」とか。そういえば、私の母がスコットランドに来た時に、ジャッキーと文学や歴史の話で(言葉は通じないけれども)盛り上がっていたことを思い出す。 そしてゲール語の発音を真似て喋ること。(私はほとんどできていない) Feel at home ジャッキーと過ごしていると、落ち着く。安心する。 またジャッキーに会いに(と探索しきれなかったパースの自然を歩きに)ここに戻ってくるんだろうな、と思う。


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