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Back & Forth in Home⑦

2018, 08, 08_パース3日目 昨日は車でパース近郊の町を散策。 「ピーターラビット」の作者ビアトリクス・ポターが幼少期、夏の間に家族で過ごしていた土地「Birnam」という小さな町に「Beatrix Potter Exhibition & Garden」があり、そこを訪れる。 私の叔母は幼稚園の先生をしていた。 彼女はピーターラビットが大好きで、叔母の家にある英語のピーターラビットのしかけ絵本で、紙がぼろぼろになるまで遊んだ記憶がある。 幼稚園の先生をしていたためか彼女の家には絵本がたくさんあったので、叔母の家に遊びに行くと必ず絵本を読んでいたように思う。お気に入りのものは何度も何度も繰り返し。 今でも、子どもの頃に好きだった絵本はその感触、絵のタッチと匂いがぼんやり記憶に残っている。内容はあまり覚えていなくても、「このページのこの絵のこの部分が好き!」という、なんだかわからない自分のツボがあるのだな、と思う。 今でもたまに読みたくなるのだ。 そしてお母さんに絵本を読んでもらったお風呂上がりの幸せな時間。 叔母に何か買おう、とギフトショップに入った。 すると懐かしい手のひらサイズの絵本シリーズが置いてあった。「これ、覚えてる!」と興奮する私に、「それだったらリサイクルショップでも売ってるよ。」と冷静なジャッキー。 私も姪っ子に絵本を買って帰ろう、とその中から一冊選んだ。 ロンドンで生まれたビアトリクス・ポター。裕福な家ゆえの孤独な教育環境で寂しい幼少期を過ごしていたという。そんな彼女にとっては、自然豊かでたくさんの動物と出会えるこの場所で過ごす時間が大きな楽しみであり、この小さな町こそが彼女の「HOME」だった。

そして 次に向かったのは鉄器時代の暮らしを伝える「Crannog Centre」へ。 ガイドツアーに参加するもガイドの男の人のしゃべり方が独特で、言っていることが半分ほどしか理解できなかった。 湖に浮かぶ住居の説明、木の削り方、火の熾し方や当時のキッチンの様子など。 特に興味を引かれたのは染色と織物。 植物の繊維を使った織物や自然の植物を使った染めの実験が並んでいた。 とても暖かい色、特に私が思うスコットランドのイメージカラーの赤紫(強いピンクの入った紫)が基本的な染めの色であったので、合点がいった。 私にとってはジャッキーのイメージカラーでもある。 その暖かい色味の毛糸を見て「私の色だ」とジャッキーが言った。


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